設計事務所とモンドが提案する住宅イベント

はじめに

新築された家に家具を納品することは多い。時にはその場所まで出向き、家の雰囲気を見ながらデザインし製作することもある。しかし、どのような家具を 置くのか、どのようなインテリアにするのか、そこでどのような暮らしをするのかをイメージして家を建てている人は案外少ない気がする。家の間取りに 合わせて家具やインテリアを選ぶのではなく、家具やインテリアをイメージし、家を設計することが住み手に合った個性的な暮らしができる良い方法なのでは、 とたびたび思うことがある。

時々、納品先のお客さまから聞くのが、家を建てる際、イメージしていることや物が設計士や工務店に伝わらない、理解してもらえないということだ。 せっかく抱くイメージがあってもそれが伝わらなければ、最後には不本意な仕上がりや物がついてしまい、不満が残ることになる。 極力そんなことにならないように提案する側も知識をつけ、技術や設備のセレクトに生かさなければならないと思う。

そんなことを思っていたら、建築や家具やインテリアやファッションや音楽や映画や本や筆記用具が好きな4組の建築士と知り合うことができた。 自分の手掛けた物件を作品とは呼ばず、先生と呼ばれるのも嫌がる人達。 建築士だからと偉ぶることのない、同世代で感覚の似た彼らにこの企画の話をしたところ皆快く協力してくれることになり、話が進みだした。建築と インテリアをバランスよく両立させ、そこに住みたいと思える家を設計し、その先の暮らしが見える「住まい」の提案ができるのではないか。
 「住みたい家に暮らす」このイベントでこれらの思いを感じていただけたら幸いです。